OBの仕事 まぐろその2
市場風景(三崎市場)

  

       多い時には1000本のマグロが並ぶ三崎魚市場

    仲買人はマグロの尾肉を見て魚の良否を判断し、値段をつける。
            目利き達の勝負場(いさば)である。

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加工場
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  市場から加工場へ              頭を落とし、四つ割りにされる。

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四つ割り
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 さらに小さくカット。          ブロック

 これらのマグロは さらに複雑な経路を経て、末端のスーパーや魚屋などに流通していきます。 

 

さて、現在、この業界を取り巻く環境は 急激に変化しています。過去1000隻近くあった日本延縄漁船、

人件費等経費の高騰によりいまや600隻に減り、なおかつ、倒産の危機に迫られている船も多数ある現状です。

 

それに台頭して安い人件費を武器に台湾船200隻がいまや約700隻(便宜置船を含む)、中国船、約150隻。

 蓄養マグロの出現(地中海、オーストラリアで本マグロ、南マグロの稚魚を生簀で育て、脂のりを良くする。)

 マグロ加工もいまや中国、韓国、インドネシア、ベトナム、フィージー等。他の業界同様、安い人件費の国に流れ始めています。

 

これからは、マグロは日本と奢ってはいられない時代になっていくでしょう。

もはや海外に目を向け、海外でビジネスチャンスを作っていかざるをえません。

そんな中、海外で通用する人材がますます重要になっていくと思います。 

前身である『海外水産開発研究会』の精神を引き継ぎ、海外で活躍できる現役諸君の登場と今後を期待しています。

 

 

 

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