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>>>>>>>>>水産の道 .............堤恒平 佐世保世
世界史の教師になるか水産か 翼の下の海を見て決む
.. 卒論はキハダマグロのふ化飼育 ...七日見守
....車海老の種苗作りを広められし ....藤永元作ふじながもとさく先生に学びき吾は
.......九年間働きし職場倒産す ........稚えびの白濁症はくだくしゃうを我ら治せず
.................寿司用の煮みあなごの製造を ... ....吾担当せり二十年前
...... .. 亡き父の海軍時代の伝つてにより 真珠会社に中途入社す
.......奄美にて照り輝ける白蝶しろてふの 十七ミリの球を掌にのす
.....土地を探し施設を作り十四年 ... ....あこやの研究なせど稔らず
.あこや貝に赤変症せきへんしじゃうが蔓延し ...減産続く真珠養殖
三度変みたびりし仕事と言えど若き日に .....決めし水産の道をつらぬく
「青南」第六巻第十号 今月の十首(自選歌)より .......
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